初心者向けのエンジンオイルの交換方法

エンジンオイルの交換を行う際に用意する道具は、眼鏡の形をしたレンチや六角形の小さなレンチです。バイク専用のネジを取るために、専用のドライバーやボルトを効率よく取りやすいソケットなども用意すると良いです。

メガネレンチ

オイルを交換するために、古い油を回収するためのボックスを用意します。
エンジンオイルの交換に関して、原則的に2千キロ程度を目安に1度だけ交換の作業を行います。時間の経過と共にオイルが劣化することを鑑みて、2千キロの走行に満たなくても1年に1度程度は交換をします。

オイル回収ボックス

交換の行い方として、最初に古いオイルを抜く作業を行います。
ドレンボルトという部分にレンチを当てて、基本的に反時計回りにレンチを回してボルトを撮ります。
ドレンボルトは車体の下の部分にあって、前輪と後輪の間に存在します。
ボルトを完全に取った後に勢いよくバイクの中にあるオイルが飛び出ることも考えて、廃油のボックスをすぐ側に置くと良いです。

オイルを抜いてしまった後に、ドレンボルトを出来るだけ強く締めます。
新しいオイルを用意して、オイルを注入する部分にあるフィラーキャップを外して、バイクによる規定の量でオイルを補充します。

規定する量の3分の2程度を注入して、エンジンの掛かり具合を確認します。
エンジンの掛かり具合が良好ならば不足分を注入して、キャップを締めて終了になります。

ハンドルがブレたり、ふらつきを感じたときのメンテナンス

平地をまっすぐ走っているのにハンドルがブレたり、ふらつきを感じた時は何らかのトラブル発生!
少々のブレなら気がつきにくい場合もあるけれど、場合によっては事故に繋がることもあるので早めに解決しましょう。

とは言え、ハンドルのブレというのはいくつかの要因が重なって起きることもあり、なかなか一筋縄で解決できないこともある難しいトラブルのひとつ。今回はそんな中でもハンドルのブレに繋がりやすい原因をいくつか紹介しておきます。

まず多いのが荷物を積んで走行したときにハンドルがブレるというもの。
この場合は故障ではなく、単に荷物の積み方を工夫するだけで改善できる。

注意したいのは重い荷物を車体後方に積み過ぎないということ。
バイクの後方部分に荷物が偏ると重心が後方に分散してしまい、ハンドルのブレやふらつき感が発生することがある。わかりやすく言えば体重の重い人をタンデムシートに乗せている感覚に近い。
この場合はなるべく荷物を自分のすぐ後ろに密着させるように積み、重心が分散しないように積み直すようにしよう。

荷物を積んでいないのにハンドルがブレるときは?

リアシートに荷物を積んでいないにも関わらず、ハンドルのブレが生じるときはバイク本体に異常がある可能性が高いです。

例えば転倒や事故を起こした経験があるバイクの場合、そのときの衝撃でフレームが歪んでしまっていることがあります。もし心当たりがある場合はバイク屋さんで見てもらい、歪みがある場合はフレーム矯正を行う必要があります。

その他の原因としてはホイールバランスが狂っているケースが考えられます。
この場合はある程度の速度(80km/h前後)になるとハンドルがガタつく現象が起きます。
原因は走行中にホイールについているウエイトが飛んでしまうこと。
修正するにはタイヤ屋さんで正確にバランスを測定してもらい、正しくウエイトを設置してもらってください。

バイクのエンジンがオーバーヒートしたときの対処法

いつもは定位置から動かない水温計が急に高い位置を指したり、空冷エンジンで走行中に急にパワーダウンを感じたら要注意。それはエンジン内が高温になっている証でオーバーヒートの前兆です。

オーバーヒートと言えば夏場の暑い日や、渋滞路で起きやすいイメージがありますが、
それ以外にメンテナンス不足によって起きる場合もあります。

では、オーバーヒートが起きてしまう主な原因をケース別に紹介します。

一番の原因はエンジンの冷却不足

オーバーヒートの原因として多いのは、過酷な走行によるエンジンの冷却不足です。

よく起きるのは真夏の炎天下の中、渋滞道路の路肩を低速で走り続けるような状況。
ただでさえ気温が高いところに、渋滞中のクルマの熱が加わって高温になり、走行速度が遅いために空冷効果が落ちてしまうことで起こります。

冷却不足によるオーバーヒートは単純にエンジンを「冷やす」ことで改善しますが、空冷・水冷を問わずエンジンに直接水を掛けて冷やしたり、慌ててエンジンを停止するのは厳禁。

空冷の場合は少し速度を落としながら徐々にエンジンを冷やしていくのが一般的。
水冷ならエンジンの冷却ファンが動いていることを確認し、日蔭の涼しい場所でアイドリング状態による冷却を行いましょう。

木陰で冷却中のバイク

オイルや冷却液が減っている場合も

真夏など暑い季節でもなく、特に過酷な走りもしていないのにオーバーヒート気味なときはオイルや冷却液を確認します。

エンジンオイルは潤滑油としてのイメージが強いですが、冷却の役割も担っています。
そのためエンジンオイルの量が規定量から大きく減っていると、エンジンの冷却性能が落ちてオーバーヒートを起こします。この場合はエンジンオイルを補充することで症状が改善します。

次に冷却液のチェックですが、これは必ずエンジンが冷えた状態で行います。
確認方法はリザーバータンクの目盛を見て不足していなければOK。

不足している場合は補充しますが、このときもエンジンが冷えた状態で行うこと。
高温でラジエターキャップを開けると大変危険なので覚えておきましょう。

バイクのエンジンがかからないときの解決法

ある日バイクに乗ろうと思ったらエンジンが始動しない!

「これは深刻なトラブル発生か」と焦ってしまうような事態ですが、
エンジンがかからないときの原因は意外とシンプルなものが多いです。

まずは焦らず、各項目をチェックして自分で解決できないかを確認しましょう。

●ガス欠(ガソリン不足)になっていないか

当然のことですが、ガソリンがなくなっているとバイクは走りません。

ガス欠を防ぐには燃料計を定期的に確認し、残量が減ってきたら早めに給油する習慣をつけることです。

燃料タンクが空になっても、予備タンクがあるバイクならコックをリザーブの位置にすることでエンジンがかかります。

しかし、これはあくまで応急処置的な対応となるので、あまりこの方法に頼りすぎるのは危険です。

●バッテリーあがり

セルモーターが回らないときはバッテリーあがりを疑ってみる。

バッテリーはテスターで電圧をチェックして、電圧が減っていれば交換か充電が必要になる。

このとき、キャブレーター車の場合はいわゆる「押しがけ」によるエンジン始動が可能。

エンジン始動後はそのまま走らせていればある程度充電できますが、バッテリーが弱っているなら交換した方がいいでしょう。

FI車はこの方法が使えないため、他の車両のバッテリーと繋いでエンジンを始動する「バッテリージャンプ」で解決できる。

バッテリージャンプ

●キルスイッチがオフ

バイクのハンドル部分にある緊急用のエンジン停止ボタン「キルスイッチ」

通常、バイクのエンジンを停止するときはイグニッションで停止させますが、
中には日ごろからキルスイッチでエンジン停止させる人もいるそうです。

このキルスイッチがオフになっているとエンジンが始動しないばかりか、
セルモーターを回し続けてバッテリーがあがってしまい、ケアレスミスからトラブルに発展するケースもあります。

トラブル防止のためにもキルスイッチは緊急時のみの使用とし、日常的に使わないよう心がけましょう。

外出先などではイタズラでスイッチをオフにされることもあるので、普段使っていない人もエンジンがかからないときはチェックしましょう。

キルスイッチ